この「インパーソナルセオリー」とは、「没個性説」と言われているもので、私が好きな概念の一つです。裏方に徹していながら、重要な役割を担っている存在だからです。 (私がそうなのか・・・違うような・・・でも好きなんです。笑)

※元々?は、T.S.エリオット(ノーベル文学賞受賞者でミュージカル「キャッツ」の原作者)の評論「伝統と個人の才能(1919年)」の中にある『詩人とは表現するべき個性を持たず、特定の表現手段を持つ人で、それは個性ではなく手段であり、その中で印象や経験が特殊な予期せぬ状態で結合する。』から派生しているものらしい。。。
(文学博士外山滋比古氏の「思考の整理学」参考:『芸術の発達は不断の自己犠牲であり、不断の個性の消滅である。芸術とはこの脱個性化の過程にほかならない。』)

 

インパーソナルセオリー

 

これは、「触媒」の概念です。

触媒」は、理科の実験などでも出てくるものです。

食べ物の発酵などにも触媒的な存在は沢山ありますよね。

 

「触媒」の例えとして、

水素(H)と酸素(O)の化学反応によって「水(H2O)」が生成されることはご存知のことでしょう。

この化学反応を起こす際に、水素と酸素を混ぜて熱しても水にはなりません。そこに、銅(Cu)を入れることで、水が生成されます。この銅の役割が触媒です。銅自身は水に合体するわけでもなく、銅そのままとして残ります。その後も同じことを繰り返すことができるのです。

これが「触媒」であり、「没個性説」と言われる所以です。

個性がありながら、「触媒」に徹する場合はその個性を沈めます。それでも、新たなものを創り上げる重要な役割をもつ個性を備えているということです。

この「触媒」の概念は、「イノベーション」に大きく関与しているように思えます。

 

さらに、プロデュース(演出)を行なう際にも重要な概念であると感じており、「パーソナルセオリー(個人の理論または個性)」をあからさまに出すのではなく、「インパーソナル」で「他を活かす」という点では、さらに自らの「キャリアデザイン」を磨き上げ、経済学の巨匠ヨーゼフ・アーロイス・シュンペーター(Joseph Alois Schumpeter)のいう「新結合(New combination)」を実践できるものになりたいと思うのです。

 

 

  

 

 

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