LinkedIn にシェア
LINEで送る
[`evernote` not found]

 

ビジネスを行なうための市場(マーケット)では、日々熾烈な戦いが強いられています。

以前は、「強いものが残り、弱いものは消える」というパターンですが、21世紀は違います。
残ったものが強く、消えていくものが弱い」ということです。残るか、消えるか・・・戦略ありきということになります。

マーケティングを理解する(続編)」の後半でも少し触れましたが、ビジネスでの3者間、「マーケット」「プロダクト」「ライバル」、いわゆる「マーケティングの3C」を理解することが必要です。

その上で、次のステップに進めるわけです。

マーケティング3C,競争,売れる,探す

 

「マーケット」と「プロダクト」と「ライバル」の3者が重なる部分は、ライバルとの競争が生じている、一般的に「レッドオーシャン」と呼ばれる領域です。

ライバルが重ならない「マーケット」と「プロダクト」の重なる領域が、「ブルーオーシャン」と考えてください。

 

 

レッドオーシャンとブルーオーシャンとは

レッドオーシャン ブルーオーシャン
激戦市場」です。
ライバルとの激しい戦いが存在するマーケット・市場で、コモディティ化(一般化)してしまったプロダクトの「同質的差別化」を繰り返している”血まみれの戦い”ということ。価格競争にも陥りやすく、値下げ競争が多い市場であるため、低利益が特徴です。
(同質的差別化とは、プロダクトの要素的違いだけで、お客さんからすると、「何がどう違うの?そんなに変わんないわね!」というレベルのこと。)
不戦市場」です。
レッドオーシャンとは違って、ライバルがいない、または少ないマーケット・市場で、付加価値の高いプロダクトが存在し、また高利益であることも特徴です。が、ブルーオーシャンであっても時が経てば、ライバル新規参入によりレッドオーシャン化してしまうことも予想されます。

※イメージ図

レッドオーシャン,ブルーオーシャン,市場,マーケティング,競争

 

レッドオーシャン」でも「ブルーオーシャン」でもビジネスにはなります

ただ、売上や利益、継続性といった要素を考慮すると、やはり「レッドオーシャン」より「ブルーオーシャン」が好まれるでしょう。

 

ブルーオーシャンの考え方

 

この「ブルーオーシャン」を稀に誤解している人がいますので、補足しておきます。

ブルーオーシャン」は、「レッドオーシャン」からかけ離れた場所、・・・コトバの意味そのままで、海の誰もいないような場所・・・ではありません。

※イメージ図

レッドオーシャン,ブルーオーシャン,市場,マーケティング,競争

 

価値のない情報や思い込みで、レッドオーシャンを離れ、誰もいない海上を彷徨うことは、市場(マーケット)もライバルもいない場所に行くようなものです。

ブルーオーシャン」は、「レッドオーシャン」の中に存在する、「レッドオーシャン」から少し離れた(ズラした)場所にあると考えてください。

※イメージ図

レッドオーシャン,ブルーオーシャン,市場,マーケティング,競争

 

レッドオーシャン」である過剰競争エリア(領域)を避けながら、「ブルーオーシャン」で売れるモノ、売れる場所、売れる方法などを探すことが、マーケティングのプロセス、戦略になります。
これが一般的な考え方なのですが、もう一つの考え方は、「レッドオーシャン」と「ブルーオーシャン」は、顧客の脳内にあるということです。

 

ブルーオーシャンとレッドオーシャンは顧客脳内にある

 

レッドオーシャン」は、顧客の中で選択肢が定まっておらず、全て同様(同質)に捉えている状態。「ブルーオーシャン」は、顧客の中で、すでに決めているプロダクト(メーカーなど)があるということ。これが、「ブランド化」に関与してきます。

 

その一つの戦略として、
ライバルとの「差異化」(差別化と区別するもの)、「差別化」「違い」 が重要になってきます。

「差異化」「差別化」の違いは、別の記事>>

それが、「ズラす」「シフトする」「変える」「代える」「加える」「引く」「抜く」……などといった行動(思考)になるわけです。

どのプロセスで行なうかは、
STP(「セグメンテーション」「ターゲティング」「ポジショニング」)、ブランディングプロダクト制作セールスプロモーションなど様々なところで可能ですから、自らのリソースと智慧をもって「ブルーオーシャン」を探すことになります。
(正確には、探すのではなく、作り出すという意味です)

この過程を楽しむことがポイントになります。

 

コロンブスが幸福であったのは、彼がアメリカを発見した時ではなく、それを発見しつつあった時である。幸福とは生活の絶え間なき永遠の探求にあるのであって、断じて発見にあるのではない。

by. フョードル・ドストエフスキー[ロシアの小説家]

 

   

 

「ブルーオーシャン」の先のこと

 

前記しましたが、

ブルーオーシャン」の市場を見つけ、そこでビジネスを行なうにしても、「ブルーオーシャン」であり続けることは難しく、すぐに「レッドオーシャン化」してしまうことを予測しておく必要があります。

これが問題だということではなく、それも念頭においた戦略が必要であるということです。

ある意味、レッドオーシャン化」を計画する戦略ということです。

 

過去のマーケット、ビジネス展開を見てみると、「ブルーオーシャン」のビジネスが、一気にトレンド(模倣者の増加)となりライバルが増え、「レッドオーシャン化」します。

この時、先駆者(立役者)はその相乗効果で売上も利益も加速します。

ですから、ライバルの参入障壁が低い「ブルーオーシャン」であれば、モデリング(模倣)される立場として相乗効果を狙う戦略、構成を企てます。

 

ぼくは人のやらないことを、やりたがる欲があるんです。
そして人にマネさせるのが楽しい。

by. 手塚治虫.1928.11.3[漫画家]

本当に価値のあるオリジナリティというのは追随者が出て、それをやるのが、いずれ当たり前の空気になって、最終的には誰が始めたか分からなくなるようなものなんです。

by. 平田オリザ[劇作家、演出家]

 

ここまで考えることが出来れば、と思います。

 

そして、もう一つの考え方はで、ライバルが参入しづらい領域に踏み入れることです。新規参入しても、後追いできないほど差があるレベルと考えてください。

レッドオーシャン化」されないということです。

有名な例えを挙げますと、
インテルのCPU(パソコンなどに入っている部品)は、世界シェア約65%でTOP。
2位の企業は、シェア10%未満ですから、断トツのマーケットの確保です。

お寺やお土産屋にある”おみくじ”は、山口県の女子道社が約70%のシェアでTOP。

小型タッチパネルなら、京都の日本写真印刷が世界約80%のシェアでTOP。

*上記数値は、記事作成時の情報です

……などなど。

ある程度の規模の会社では参考にならないと思う人もいますが、このシェアTOPクラスというのは、世界や国の次元でなくても、県、市、町村でのTOPでもいいのです。
地域(エリア)ではなく、”おみくじ”のように業界単位でもいいのです。

考え方としては、「他の人がマネすると痛い目にあうよ!」的な市場。そこに市場があることを知っているのに誰も手を出そうとしないものもそうです。「これは私以外には出来ないと思うよ!」的なものです。

 

ブラックオーシャン

 

このような「レッドオーシャン化」しづらい独占的市場を、一部のマーケッターは「ブラックオーシャン」と呼んでいます。
海上ではなく、海底にあるイメージです。
海底に眠る宝(例えば、天然メタンハイドレートなど)のように……。

 

※イメージ図

ブラックオーシャン,レッドオーシャン,ブルーオーシャン,市場,競争

 

「ブラックオーシャン」にするためには、特別なプロダクトを考え、制作するという思考よりも、自らをオリジナリティしていくことが最も取り組みやすい戦略になります。

それは、自らに独自の付加価値を付けた「売り」にするということです。
戦略的ブランディング」や「インサイト」、「USP(ユニーク・セリング・プロポジション)」などが該当します。

これらによって、その市場に対する強固な位置づけ(ポジション)を獲得します。
これを「バリュー・プロポジション」(価値基準ポジショニング)と呼びます。

 

バリュー・プロポジション

 

※イメージ図

バリュープロポジション,レッドオーシャン,ブルーオーシャン,競争優位性

 

 

「バリュープロポジション」についてはコチラ>>

 

  

 

 

ご購読頂き、ありがとうございます。

ご意見等ございましたら、お気軽にお送りください。
⇒ お問い合わせフォーム

先頭へもどる

 

自己価値を向上させる「価値矯正プログラム」にて、キャリアデザインのためのサポートを行なっております

自己を仕事やビジネスに活かす、ための基本情報「マーケティング入門」を当ブログサイトで発信中