変化に気づくために必要なのは、
「烏の目」です。
業界や企業を俯瞰すれば、
次に来る変化の兆しが見えるはずです。

by.奥田 務 氏.1939.10.14生
[三重県/大丸&J.フロント・リテイリング前会長]

(画像:大丸HPより)

 

俯瞰(ふかん)とは・・・

高い位置から見下ろすこと。鳥瞰(ちょうかん)と同意。

全体を見渡す(視野の拡大)ような意味で使われます。

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※上目線、ということではありません。

「鳥の目」のように、全体を見渡し把握していくような視点が必要だということですが、同じ位置、同じ立場、同じ領域、同じ現場、同じ景色、同じ目線で見ても変化や課題などを見つけ出すことが出来ないのなら、視点、視野を変えるという意味でも使われます。

そのようなスキル(能力)を「俯瞰力」と言います。

 




 

俯瞰力とは、どんなイメージ?

 

例えば、サッカーの試合。

テレビでよく観るパターンは、俯瞰的なズームアウト状態。

(サッカーの試合の俯瞰的視点)

(サッカーの試合の俯瞰的視点)

 

選手たちの動きやポジショニング、ボールの動きなど、全体像が把握できます。

その際、主審・副審(線審)、選手たちのやろうとしている事が分かれば、尚素晴らしいです。

 

反対に、ズームインの状態。

(サッカーの試合でのズームイン的視点)

(サッカーの試合でのズームイン的視点)

 

選手の具体的な技や表情などを見る事はできますが、その周囲は見えていません。

 

さらに、

実際の試合場(現場)で観る通常の視点というのは、こんな感じ。

(サッカーの試合の通常視点)

(サッカーの試合の通常視点)

 

コーチ陣や選手と一緒に現場にいる状況下での視点だけでは、ポジショニングや距離感など含め全体が見えず、視野に入る部分のみの把握になってきます。

 

俯瞰力とは、

この通常の位置にいながらズームアウト(視野の拡大)の状態をイメージして理解、判断するスキルであると言えます。

 

つまり、「イマジネーション」(想像力)です。

 

先に・・・

この俯瞰的想像力を活かすことでの注意点として、俯瞰する人が「自己」視点(主観的)ではあるのですが、想像する時に、自分がいない全体ではいけないということです。

全体の中に自分も存在する全体を想像する必要があります。

分かりやすく言うと、もう一人の自分が、自分のいる全体を見ている状態だということ・・・変な話しですが、幽体離脱した自分に俯瞰させている・・・というイメージがいいのかもしれません。

(本当に幽体離脱しないでくださいね。笑)

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この俯瞰的想像力というのは、

もし、問題点などがある場合、ズームイン状態ばかりで、近くのものしか見えない状態だと解決しないことが、俯瞰(ズームアウト)することで全体を把握し、視野外にあるヒントから解決に至ることさえあります。

このズームアウトした俯瞰力というものがあることで、問題解決力などが大きくアップします。

 

誤解がないようにしたいのが、俯瞰力だけでは問題、課題などは解決しないということです。

 

 

俯瞰力だけでは意味がない

 

俯瞰力だけでは意味がありません。

見渡したとしても、何がどうなっているのか、を理解できなければなりません。

 

俯瞰力自体が想像力の範囲ですから、そこから重要なヒントとなる要素を察知することも必要なので、

察知力や洞察力、理解力、判断力などの能力も必要です。

 

さらに、

考察力、論理力、創造力、解決力などが必要になってくるでしょう。

俯瞰によって得られるであろう情報(要素)などを

ロジカルシンキングで解析、あるいは経験による直観などにより、

結論、解決策、イノベーションを導き出すことが重要になります。

 

 

経営者、リーダーなどの役目を担う人に限らず、営業などの職に就いている人も、またそれ以外の人も、この「俯瞰力」とともに関係する能力を身につけることで、「パーソナル・ケイパビリティ」は強化されると考えられます。

 

「パーソナル・ケイパビリティ」については別ページ>>

 

 

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