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学んで商人の道を知れば、
貪欲な心はなくなり、
仁の心で仕事を努めるようになり、
道を外れることなく栄えるのである。
これが商人の学問の徳である。
by. 石田梅岩.1685[江戸時代の思想家]
(画像:心学明誠舎所蔵より)

 

日本のCSRの原点」 と近年言われ始めた石田梅岩の思想「石門心学」。

CSRとは

CSR(Corporate Social Responsibility=企業の社会的責任)

亀岡市梅岩まつりのキャラ「しんがくん」

亀岡市梅岩まつりのキャラ「しんがくん」

 

京都府亀岡市では、 毎年11月に梅岩まつりがあり、

石田梅岩を多くの人に知ってもらい、その教えを活かそう!

という活動をしています。

梅岩の教えを活かすまちづくり協議会

 

近年の企業の不祥事が頻発している中、

この思想「石門心学」は、既存企業のみに関わらず、

これからの起業家においても重要なものになるでしょう。

 

稲盛和夫氏も松下幸之助氏も、

石田梅岩の「石門心学思想」に影響を受けていることは

一般的にも知られていることです。

 

 

「石門心学」から学べる商人道徳

 

尽心知性』 (心を尽くして、性を知る)が根本的な教えで、

常に「心」というものをベースとしており、そこには

三徳「正直・倹約・勤勉」という価値観を定説としています。

※ここでいう性とは、天から与えられたものという意味。

(仏教的なコトバで、仏性=本心=絶対的な善)

 

この「正直・倹約・勤勉」は、世界共通の「心のあり方」です。

アメリカ建国者の一人ベンジャミン・フランクリンの「13の徳目」にも

正直・倹約・勤勉」が含まれています。

 

その実践こそ、人間にとっての「正しい生き方」ということでしょう。

石田梅岩は、それを基に「商人道徳」を語っています。

 

お客さんを粗末にせずに正直に努めれば、
八割方はお客さんの満足を得ることができる。
そのうえで商売に精を出せば、
生活の心配などないのだ。

 

 

石田梅岩の「石門心学思想」に抵抗がある起業家・実業家もいるかもしれません。

何故なら、金儲け主義ではない思想が存分にあるからです。

しかし、それでは自業自得、自分で道を止めてしまう結果にもなります。

 

二重の利を取り、甘き毒を喰ひ、
自死するやうなこと多かるべし。

 

 

誤解がないようにしていきたいのですが、

ビジネス(商売)として道徳観を説きつつ、ビジネス(商売)のあり方も語っています。

そこには、

「継続的なビジネスこそ、社会貢献である」というニュアンスが伺えるからです。

ですから、

利益追求は必要である」ということです。

ただし、”二重の利”(暴利)を得ることはあってはならないということですね。

学のない所から”二重の利”を取ることを才覚と誤認にしている商人が多いことを

梅岩は嘆いている、と記されています。

 

これにおいては同感です。

もし、起業するにしても、あるいは会社でお勤めであろうとも、

そこに利益がない、あるいは暴利では存続は困難となり、それこそ

社会貢献どころか、社会に迷惑をかけてしまうことだってあるわけです。

 

当ブログのビジネス初動講座「ビジネスとは何か?」にもありますが、

ビジネスの目的は、稼ぐこと」です。

そして、

顧客満足は、「ビジネスの根幹である」わけです。

 

ですから、顧客満足の低い、又はないビジネスは、

商売ではなく、利己的、詐欺的金儲けということになります。

石田梅岩のコトバに、

仕入れ時にはキズを大げさに言って仕入れ値を下げ、
販売時にはそれを黙って売る。
このような道を外れた不正がたくさんある。
だからこそ学問をして正すのだ。

 

 

石田梅岩は、当時から「両者(売手と買手)の利」を強調しています。

そのためにも、学問が常に必要だとしています。

梅岩の言う学問とは、人間学、人間観であり、「人の生き方」に必要な修学です。

 

その人間学、人間観こそ、「原理原則」によるものだと思うのです。

 

石田梅岩の「商人道徳」又は「商人道」は、

現代の「ビジネス道」と何ら変わらないということが言えるのではないでしょうか。

 

 

参考・・・

石田梅岩と稲盛和夫の思想=石門心学思想の今日的意義との稲盛哲学の比較

一般社団法人 心学修正舎

 

 

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