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昨日は死んだ、明日はまだ来ない。
僕にあるのはこの1日だけ。
だから僕はハッピーに過ごす。

Yesterday is dead, tomorrow hasn’t arrived yet. I have just one day, and I’m going to be happy in it

by. グルーチョ・マルクス.1890.10.2生
[米・コメディアン]


(画像:Wikipediaより)

 

アリストテレスの

キーネーシス」と「エネルゲイア」の概念です。

 

グルーチョの語るこのコトバは、

今日という舞台にいる自分に対して、

強烈なスポットライトを当てられた状態であり、

昨日も明日も関係ない・・・だから

今日という舞台を真剣にハッピーに過ごす!

・・・ということなのでしょう。

 

過去の失敗や後悔する出来事に引きずられること、

現実逃避的に未来の妄想ばかりをすること、

何かに取り憑かれるようにモノ中毒になること

・・・などは、今日を真剣に生きていない証拠です。

 

今日を真剣に生きていない場合、

それは「人生の最大の嘘」だということ。

本来の自分の目的を見失い、真の自分の姿を隠し、

本当にやりたいことを誤摩化すような人生は、

自分に対して最大の嘘をついていることになるのです。

 

 

心理学者アドラーの教えに

人生は連続する刹那」があります。

「刹那」とは、仏教用語で、時間としては75分の1秒という短い時間。これを点として考えた場合、人生は線ではなく点の集合体とする考えです。

 

この「刹那」という概念を取り入れながら、次に進みます。

 

 

「キーネーシス」と「エネルゲイア」 のバランス

 

キーネーシス」は

運動の概念であり、「目標達成のための動的行動」。

つまり、

始点と終点があり、終点を目指す行動であること。

 

エネルゲイア」は

活動の概念であり、「現実活動態」「発現活動」。

つまり、

終点というものがなく「今がある(在る)だけ」ということ。

 

グルーチョの「ハッピーに過ごす!」・・・は、

このエネルゲイア的な思考が入っています。

ややもすれば享楽主義になりがちですが、

その瞬間(今)「自分の出来ることを真剣に丁寧に生きること

と捉える方がベターだと感じます。

 

 

「キーネーシス」と「エネルゲイア」の

どちらに重きを置くのか・・・ということになりそうです。

 

今から「エネルゲイア」の考えを取り入れようとしても

目標や目的を重んじる人にとっては、

「キーネーシス」的な日々から離れられないでしょう。

 

そもそも、これまでの行為が

「やりたいこと」なのか

「やらなければならないこと」なのか・・・

で変わってくると思うのです。

 

「やりたいこと」なら、今を楽しむことが出来ます。

「やらなければならないこと」なら、

義務的なものになりますし、

「やりたいこと」からほど遠いことなら

ストレスにもなります。

 

岸見一郎氏著書「嫌われる勇気」に、分かりやすい例えがあります。

 

 

登山で考えると、

山頂に辿り着くことが目的である人は、

「キーネーシス」的な運動であり、

その登山中途は未達の状態で、

登山の行為自体は

「やらなければならないこと」になります。

 

しかし、

登山をしたい人にとっては、

「エネルゲイア」的な活動になり、

登山の行為自体が「やりたいこと」=目的であって、

登頂することが目的ではないということです。

登山行為の結果として登頂するということです。

 

(別の例えで)旅行で考えると、

目的地に辿り着くことが目的であるなら、

そこまでの経路、手段は

「やらなければならないこと」です。

旅そのものを楽しみたい人は、

その経路、手段を楽しむことができるということです。

 

目的をどう捉えるかということになるのでしょう。

目的地(終点)に辿り着くことが目的なのか、

その行為が目的なのか、ということです。

 

フォーカス(主眼、合わせる焦点)を、

目的地にするのか、今ある状況にするのか・・・。

未来のことか、今ここにあることなのか・・・。

 

 

人生やシゴトの目的も同様

 

人生やシゴトでのビジョンや目的、目標があるはずです。

(なければ考えましょう)

 

その目的地にたどり着くことが大きな目標である時、

そこまでのプロセスの中で楽しむことが出来ず、

苦しさのまま、ひたすら未来の目的地に向かって進んでいても、

その目的地に辿り着くのかどうかも分かりませんから、

もし、辿り着かなかった場合、

苦しさのみが残ってしまいます。

 

プロセスの中で楽しさがあれば、

もし目的地に辿り着かなくても、

苦しさや後悔は感じられないはずです。

 

幸せは未来ではなく、今この瞬間にある。

 

ハッピーであるこの瞬間が「刹那」と考えれば、

その「刹那の連続」がある人生は、

ハッピーではないかというのが

アドラー的「エネルゲイア」の考え方です。

 

誤解してはいけないのは、

その瞬間瞬間「自分の出来ることを真剣に丁寧に生きること

であるということです。

 

私たちの生活の中で、

「キーネーシス」と「エネルゲイア」のバランスを

上手に取っていくことが必要だと感じます。

 

 

今のシゴトに苦しさを感じている場合

 

「キーネーシス」と「エネルゲイア」で考えると、

シゴトに対して2つの取り組みがあります。

 

どんなに嫌だとしても、

そのシゴト自体がなくなることはありません。

ですから、

1つは、そのシゴトから離れ、

ハッピーになれるシゴトに変えること。

もう1つは、

そのシゴトを別の方向から見て、感じて、考えて、

シゴトを通してハッピーになれるコトを発見すること・・・です。

 

前者は、行動の転換であり、後者は、思考の転換です。

 

「嫌なら辞める」という考えであるなら、

辞めて「好きなシゴト」に取り組めばいいわけですし、

「嫌でも続けるべき」という考えであるなら、

嫌々で続けても辛いだけですので、

そこに楽しさを見つける、あるいは

自分の思考を変え、シゴトを楽しくするコトに

注力すれば良いと考えます。

 

 

人は、常に成長できる状態です。

ただ、

成長するかどうかは自分次第だということです。

ハッピーになれるかどうかは自分次第なのです。

 

そのためには「キャリアデザイン」・・・

生活に必要な能力をコーディネートしていくことが重要です。

 

 

 

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