よく見かけるだろう「マズローの欲求階層理論」。

 

当方も、

マーケティングにおけるニーズ(欲求)のリサーチのために

この「マズローの欲求階層理論」を参考にと、

以前ご紹介したことがあります。(前記事

(この理論が初耳の方は、前記事を読んでからの方が良いかも)

 

今回は、全く別の視点でのお話しです。

 

結論から言うと、

当初の「マズローの欲求階層理論」を満たすだけでは、

人は幸福と真の富」を得ることはないということ

をお伝えしておきます。

 

人には、多種の「欲求」が存在します。

その欲求をマーケティング上で「ニーズ」

呼んでいるのですが、人は欲求(ニーズ)が満たされれば、

それ以外の欲求(ニーズ)にフォーカスします。

 

心理学者マズローの「欲求階層理論」は、そもそも

人の欲求(ニーズ)をカテゴリーに分類し、

生活水準などをもとに段階(階層)的にしたものです。

 

その欲求(ニーズ)は人間共通の欲求(ニーズ)であるため、

無意識の中にある生得(本能)的なものであることが理解できます。

既に個々人の無意識の中に存在しているわけです。

※ニーズ階層説とか欲求階層説、段階理論など、呼称は様々です。

当初は5階層ですが、その後6階層になります。

 

マズローの欲求6階層理論

 

その後さらに(解釈が)増え、8階層になったのが次の解説図です。

 

マズローの欲求8階層理論

マズロー欲求階層説8段階の解説図

 

簡単に説明しますと、

下方が下位概念の欲求(ニーズ)、

上方が上位概念の欲求(ニーズ)と位置づけています。

人は、下位の欲求(ニーズ)を満たすことにより

徐々に上位概念の欲求(ニーズ)を求めるというのが、

マズロー的な考え方です。

 

極端な例ですと、

食べ物や水、家などの最低限の生活が満たされていない人は、

上位概念の欲求(ニーズ)を求めづらいということです。

 

しかし実際には、

貧しくても上位概念を求める方もいます。

 

この階層を常に上下作用していると考えると、

その幅や早さが人によって違う、と言えます。

 

 

欲求(ニーズ)は人間に備わっている共通の欲求です。

その欲求(ニーズ)を中心に生活することは、

生得(本能)的な生活であるということです。

 

そして、このマズローの欲求階層理論は、

自分を中心と考えた場合の階層理論であり、

常に自分の欲求(ニーズ)を満たすことが主となるもの。

つまり、それを満たすことは、

ただの「自己満足」レベルだということ。

いいえ、

自己満足よりもさらに狭い

自我(エゴ)満足」ということになり得ます。

 

マズローの「欲求階層理論」は、

他者の感情を抜きにした「自我(エゴ)」のレベルの

内容であることを示唆しているのです。

 

例えば、「承認欲求」という欲求も、

他者から自分が承認されたい、という欲求です。

 

当初の5階層理論では、「自己実現欲求」が最上位であり、

自己の欲求を満たすことが最高次レベルでした。しかし、

この「自己」というものが理解できていないとなると、

「自己」ではなく、「自我」ということになります。

自我実現欲求」となってしまう傾向が未だに強いのです。

 

「自我実現欲求(自我満足)」達成レベルでは、

幸福と真の富」を得ることはできないということです。

 

マズローが晩年になって、6階層目としての

自己超越欲求(ニーズ)」を提唱したことは、
(self-transcendence)

「自己(自我)満足」を超えたもの、と考えていいと思います。

 

幸福と真の富」を得たいという欲求は、

人が根本的に持っているだろう欲求でしょう。

 

それが、

自己超越欲求に該当するのではないかと思います。

 

しかし、それには「自己」という存在を明確にし、

超越したところの社会、スピリチュアルとの

共有性を見出だす必要が不可欠となるのです。

自己超越者には次の特徴が見られるようです。(Wikiより)

 

1.「在ること」(Being)の世界について、よく知っている

2.「在ること」(Being)のレベルにおいて生きている

3.統合された意識を持つ

4.落ち着いていて、瞑想的な認知をする

5.深い洞察を得た経験が、今までにある

6.他者の不幸に罪悪感を抱く

7.創造的である

8.謙虚である

9.聡明である

10.多視点的な思考ができる

11.外見は普通である(very normal on the outside)

 

 

そこには、「自己満足」ではなく「他自満足」が存在し、

他者が満足しなければ、自己も満足できないという現象です。

 

幸福と真の富」を得たいのであれば、

そこには必ず他者との関係性がありますので、

その関係性を良好にしていくことが

スタートであるとも言えるわけです。

 

つまり、

他者を無視した「幸福と真の富」はあり得ないということです。

 

それを理解した上で、今何をすべきなのか考える必要があります。

 

「自己超越」とは、自分を磨くことにもなります。

成長することが、自己を超越するキッカケにもなると言えるでしょう。

 

 

ご購読頂き、ありがとうございます。

ご意見等ございましたら、お気軽にお送りください。
⇒ お問い合わせフォーム

先頭へもどる

 

自己価値を向上させる「価値矯正プログラム」にて、キャリアデザインのためのサポートを行なっております

自己を仕事やビジネスに活かす、ための基本情報「マーケティング入門」を当ブログサイトで発信中